臨床工学技士として病院などで働き、その技能と経験を生かしてキャリアアップしたいと考えたとき、どのような業界へどのようなキャリア設計を立てて進めば良いのか悩んでいる方へ。3つのおすすめプランがあります。
まず1つ目は、臨床工学技士としての基本的な技術や知識を十分に習得したあと、より専門的な知識や、さまざまな場面に対応できる技能を養い、資格を取得するなどしてスペシャリストを目指すという道です。
臨床工学技士として働く中で取得しやすい資格は、体外循環技術認定士や透析技術認定士、植込み型心臓デバイス認定士・各種専門臨床工学技士・各種認定臨床工学技士などが挙げられます。リーダーとなり高い知識や技能を持って医療現場で活躍するだけではなく、院内の職員に向けた業務の教育やセミナーを行うなどして、職員の育成にも携わります。
2つ目は、治験業界への転職。
治験コーディネーターとなって、メーカーが開発した薬や医療機器を試したデータに基づいて、その効果や安全性を調べる仕事です。特に、透析についての治験を行っている病院や会社などでは、臨床工学技士の評価は高く好条件での転職が見込めます。安定した働き方を求める人にはおすすめです。
3つ目は、医療機器メーカーへの転職です。
医療機器に関する豊富な知識を活用して、使用や購入を検討している病院へのプレゼンをするアプリケーションスペシャリストとして仕事を行えます。こちらも治験業界同様、その技能の高さから待遇の良さがうれしい点です。ただし、現場からは離れてしまうため、のちのち臨床の現場に復職したいと考えた場合、やや難しくなります。定年まで働くつもりの人に向いているといえるでしょう。
キャリアアップによって年収も異なります。年収について知りたい方はこちらのサイトから情報集めをしてみてはいかがでしょうか。