臨床工学技士が仕事について抱える問題としてよく挙げられるのは、次の3つです。

まず1つ目は、「オンコールがある」という点です。
オンコール担当のときには緊急連絡があれば、たとえプライベートであってもすぐに対応しなければなりません。そのため、寝るときも携帯をそばに置き、住まいも病院の近くにするなど、プライベートが確保しにくい生活に大きなストレスを感じる臨床工学技士も少なくありません。

2つ目に挙げられるのは、「専権業務がない」という点です。
臨床工学技士の業務自体は医師や看護師が代行できるため、職場によってはキャリアアップを目指しにくく昇給の見通しが立たないことがあります。また、業務がルーティーン化しやすい傾向もあり、「もっと経験を積みたい」「スキルを身につけたい」といった悩みを抱くこともあるようです。

3つ目は、「サービス残業が多い」という点です。
臨床工学技士が緊急で呼ばれるような場面では残業になってしまうことも多いのですが、残業代を申請してもなかなか認められないなど、求めに応じてすんなりと支払いがされない医療機関も少なからずあるのが現状です。

以上のような問題については、臨床工学技士の資格を生かした転職が、改善策としておすすめです。「緊急の呼び出しがない」「残業がない」「収入アップ」など、次の職場に何を求めているかを明確にしておくことで、求人も探しやすくなります。
自分だけで行う転職活動が不安な場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。自分の希望に合わせた求人を紹介してもらえるうえ、内定までのサポートを受けられるので安心して転職活動を行えるでしょう。