ロボットや人工知能が導入されることにより、さまざまな仕事がなくなるのではないか…と噂される世の中になりました。医療機器を取り扱うことが主な仕事の臨床工学技士の中には、その仕事内容から機器の操作を人工知能に取って代わられるのではないかと不安に思う方もいるでしょう。

結論からいうと、臨床工学技士の仕事が完全に人工知能に奪われることはないでしょう。
たしかに、今後ますます人工知能の開発が進めば、医療機器の操作を人工知能が行う時代が来る可能性はあります。しかし、仮にそうなってしまったとしても、臨床工学技士の仕事は医療機器の操作・管理から医療機器を操作する人工知能の管理へと移行するだけだと考えられます。つまり、新しい仕事が生まれ、業務内容が少し変わるということです。

現在の日本は少子高齢化社会が加速しているため、今後、医療機関を利用する高齢者の増加が予測されます。高齢者が増加し、医療の受容が高まるということは、医療機器の需要も高まるということです。これまでは医療現場での医療機器の操作や安全管理が主な仕事であった臨床工学技士が、医療機器の開発支援などの新しいポストが用意される可能性は大いに期待できます。

将来的には、超高齢化の影響や医療の発達とともに、臨床工学技士の仕事は変化していく可能性があります。しかし、きちんとスキルを身につけた臨床工学技士であれば、どのような変化の波がきても柔軟に対応することができるでしょう。